EVENT >> Article details

2020/05/07

第8回 関西グローバルヘルスの集い 開催案内 (ZOOM、Youtube使用)

Tweet ThisSend to Facebook | by jaih

日本WHO協会 ・ 生産技術振興協会ジョイントセミナー 関西グローバルヘルスの集い


テーマ : 新型コロナウイルス病 (COVID-19) と持続可能な開発目標 (SDGs)
〜世界の景色が一変したなかで明日への持続可能性の道を探る〜

日本WHO協会は生産技術振興協会との共催で、新型コロナウィルス (COVID-19) と持続可能な開発目標 (SDGs)について考えるオンラインセミナーを3回(5月 ・ 6月 ・ 7月)にわたって開催します!

------------------------------------------------------------------
第1回 5月13日 (水) 18 : 30〜「すべての人に健康と福祉を!」
第2回 6月 3日 (水) 18 : 30〜 (予定) 「誰ひとりとり残されない!」
第3回 7月 1日 (水) 18 : 30〜 (予定) 「持続可能な共生をめざして!」
---------------------------------------------------------------------

第1回 すべての人に健康と福祉を! 日時:2020年5月13日 (水) 18:30〜20:00
《内容》
 ・COVID-19感染症の招待とは?
   講師:白野倫徳氏 (大阪市立総合医療センター)

 ・COVID-19が持続可能な開発目標SDGsの大転換を迫る
   講師:中村安秀氏 (日本WHO協会理事長)

※ 参加希望者は、参加申し込みフォームよりお申込みください。

※ 【オンライン参加について】
  • 本セミナーはオンライン (ZOOMを使用) で開催します。
  • 申込者多数の場合、ZOOMでの参加は日本WHO協会および生産技術振興協会の会員を優先いたします。
  • YouTubeでのライブ配信も予定しています。ご登録いただいた皆さま全員に、YouTubeへのリンクをお知らせしますので、そちらでの視聴が可能です。


【開催趣旨】
新型コロナウイルス病 (COVID-19)が蔓延する前と後では、世界の景色が激変してしまった。1998年に年ピュリツアー賞を受賞した『銃・病原菌・鉄』 (ジャレド・ダイヤモンド)には「家畜がくれた死の贈り物」という章があり、病原菌が人類史上で果たした役割について鋭い分析が行われていた。過去には、ペスト、コレラ、スペイン風邪という世界を席巻した感染症があり、21世紀になってもSARS (重症急性呼吸器症候群)、鳥インフルエンザ、エボラウイルス病などがあげられる。しかし、新型コロナウイルス病というたったひとつの新しいウイルスがわずか3か月たらずのうちに、世界の人々の活動を止め、国境を封鎖し、グローバル経済全体に計り知れない影響を与えた。

高度医療を提供してきた、イタリア、スペイン、ニューヨークでの医療崩壊の現状は衝撃だった。「持続可能な開発目標 (SDGs)」の医療分野での最大のトピックのひとつが、ユニバーサル ・ ヘルス ・ カバレージ (UHC)である。マスク、手指用アルコール剤、医療用防護服といった基本的な医療消耗剤が十分に提供されず、人工呼吸器が不足し、医療者が過酷な状況下で感染する事態に直面している。感染症の猛威の前にUHCが簡単に破綻し、世界で最も高度な医療を提供してきた地域のひとつであるニューヨークで医療崩壊が惹起したことが驚愕であった。

感染症に国境はない。欧米先進諸国の現状は、明日の日本の姿を映し出す鏡である。また、新型コロナウイルス病は、自国だけで解決できる感染症ではない。
WHOによれば、4月17日現在、世界全体の感染者数は約200万人、死亡者は13万人以上にのぼる。WHOの6つの管轄地域のうち、2つの地域では、感染者の報告数がまだ10万人以下である(南東アジア18,663人、アフリカ10,787人) 。国連難民高等弁務官事務所で仕事していたときに、緊急支援の現場では、プロフェッショナルは報告の出ていない地域こそ何が起きているのか注視すべきだと教えられた。
今後の感染の広がりが懸念されている南アジア、アフリカなどにおいて爆発的な感染がおこれば、何千万人という人が亡くなる事態も考えられる。手を洗う水が十分になく、マスクや消毒液の供給ができず、検査できる医療施設から遠く離れた地域の多い国々でどのような予防や治療ができるのか。長年にわたり、プライマリヘルスケア (PHC) の着実な実践をすすめてきた国際保健医療協力の真価が問われている。

1918年から1920年まで世界を席巻し、3年間で数千万人の死者をだしたというスペイン風邪からほぼ100年が経過した。私たちは、ウイルスの遺伝子配列を解析し検査や医薬品を製造する技術を身につけ、インターネットなどを通じて世界の感染情報を即時に知ることができるようになった。しかし、残念ながら、どのように新型コロナウイルス病が広がっていき、やがてどのように終焉するのか、将来は人類と共生することになるのか、その予測はまだ立たない。そして、感染症に罹患した人や集団に対する忌避や差別・偏見などの人びとの行動は、前世紀と変わりがないようにみえる。過去の経験に学び、科学の英知を集め、適切で賢明な政治判断を行うことは喫緊の課題である。
新しい感染症とのつきあいのなかで、私たちがいましておかねばならないことは何か?世代を超えた「グローバルヘルスの集い」のなかで自由闊達に議論していきたい。

【お問い合わせ】:kansai.gh.tsudoi@gmail.com (関西グローバルヘルスの集い運営委員)
14:40
PAGE TOP